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Events & Seminars イベント・セミナー事業

柴田日本料理研鑽会
「日本料理フォーラム」

毎年、満員御礼となる人気イベント「日本料理の最先端&最高峰」を体感できる

料理のプロを対象とした高いレベルの講習内容で毎年ご好評をいただいている「日本料理フォーラム」。講師は、「月刊専門料理」でもお馴染みの「柴田日本料理研鑽会(※)」のメンバー総勢9名。京都の料理界を代表する錚々たる顔ぶれが、毎回実験的なテーマに取り組み、その成果を発表しながら新作メニューの調理実演を行ないます。およそ5時間、密度の濃い、学会形式の一大イベント。10年以上、さまざまなトライアルと知見を積み重ねてきたメンバーによる、「ここでしか実現し得ない」、まさに日本料理における最高峰の勉強会です。

2015年8月のテーマは「西洋の野菜と西洋の肉」。西洋の素材を日本料理に落とし込むための考え方とテクニックを軸に、一人30分間ずつの実演と講習を行ないました。
「菊乃井」村田吉弘さんが仔羊(写真左下)、「美山荘」中東久人さんがハト(写真中央)、「木乃婦」髙橋拓児さんが仔牛(写真右下)、「瓢亭」髙橋義弘さんがホロホロ鳥、他の5名が西洋野菜を担当しました。

 発表されたメニューの一部をご紹介。写真左上から、「射込みズッキーニとレタスの冷し鉢」(「山ばな平八茶屋」園部晋吾さん)、「牛肉のしゃぶしゃぶ セロリ味噌で」(「相伝 京の味なかむら」中村元計さん)、「マッシュルームと玄米の玉締め フェンネルの土佐酢漬け」(「魚三楼」荒木稔雄さん)。
質疑応答の時間は、素材の扱い方や技法の質問に加えて「日本料理と西洋料理との境目はどこにあるのか」など受講者と研鑽会メンバーによる活発な意見交換がなされました。実演で使用された調味料などが並んだ協賛企業ブースの様子。

※柴田日本料理研鑽会とは…
1966(昭和41年)、柴田書店が刊行する「月刊専門料理」誌上で誕生した、京都の名だたる料理人による勉強会。
とかく閉鎖的といわれる日本料理の世界に風穴を開けて活性化し、知識・技術のレベルアップを図り、健全なる日本料理の発展をめざす。
3代目となる、現メンバー9名は2002年から登壇。「月刊専門料理」で連載中の「京料理のこころみ」の企画・執筆および、「日本料理フォーラム」など多方面で活躍中。

◎次回開催:2017年夏頃を予定
詳細が決まり次第、「月刊専門料理」誌上と本サイトなどで告知いたします。

◎このイベントに関する本はこちら
「日本料理のアイデアと考え方」 柴田日本料理研鑽会 著
「日本料理のアイデアと考え方 2」 柴田日本料理研鑽会 著

「菊乃井・村田吉弘 SALAD 新発想、新テイストの和食サラダ120」村田 吉弘 著
「懐石入門」高橋 英一 著
「ホントは知らない日本料理の常識・非常識マナー、器、サービス、経営、周辺文化のこと、etc.」村田 吉弘 著
「よくわかる板前割烹の仕事 たん熊北店の全技法」栗栖 正博 著
「懐石料理基礎と応用」高橋 英一 監修、柴田日本料理研鑽会 著

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