FOODLABO 食とフードビジネスの未来を創る Produced by 柴田書店

フランス産、それは信頼の証 Made in France, Made for you

フランスと聞いて、何を思い浮かべるでしょうか。パリ、シャンゼリゼ大通り、輝くエッフェル塔、芸術の殿堂、ポンピドゥー・センター。歴史的建造物やブドウ、オリーブ、ラベンダーなどが作り出す美しい南仏プロヴァンスの風景でしょうか。

実はフランスは、ヨーロッパ最大の農業国、食品の生産国であり、農産物と農業食品において世界有数の輸出国なのです。また、農業と農業食品の分野における優れた教育システムを持つ、産業技術大国でもあります。

フランスの農業の現状

数々の優れた特質がフランスにはあります。多様性に富んだ国土、豊富な生産量、生産物の高い品質、衛生安全管理などの厳しい規制、研究や技術革新における高い能力などです。そして、フランスは、持続可能な生産体制のもと、健康に良く、美味しく、確かな品質の食品を世界に送り出しています。研究機関や教育機関では、専門の知識や技術が共有され、あらゆる要求に応えられるフランス産食材が作り出されているのです。

フランスには、1,200種以上のチーズ、1,000品目以上の高品質な原産地表示保護農産物があります。また、食品関連分野で情報技術を導入して新しい技術開発やサービスを実現しているフードテック分野のスタートアップ企業が約500社もあり、その強力な技術革新のおかげで、毎年約3,000品目の農業食品が新たに生まれています。農業の発展と技術革新は切り離せません。

環境に優しく持続可能な農業開発

フランスが、ヨーロッパ最大の農業生産国となったのは、その国土と農業の多様性によります。周囲を囲むアルプス、ジュラ、ピレネーの山脈、そして中央山塊という4つの山岳地帯があり、大きな河川によって造り出された渓谷や豊かな平野など、地形は変化に富んでおり、さらに大西洋と地中海という2つ異なる海に面していることなどによる多様な気候風土のもと、多種多様な産物が生まれたのです。

フランスのチーズは、種類の豊富さ、味わいのバラエティ、品質の高さなどで、世界中で知られていますが、その背景には、この多様な気候風土があるのです。フランスのチーズには、それぞれに特徴があります。フランスでは毎日違う種類のチーズが食べられているといわれるのも、驚くことではありません。

広大な牧草地を有するフランスでは、様々な品種の良質な肉牛も多数育てられています。肉質や味などが高く評価され、これらの肉牛も世界中に輸出されています。

たゆまぬ技術革新

フランスの農産物が高品質なのは、長い歴史の中で培われた職人的技能と最新の技術が融合した生産方法、そして厳しい食品衛生安全管理によるものです。フランスは、「農場から食卓まで」といわれるトレーサビリティプロセスをシステム化し、ぞれぞれの工程での品質管理、安全管理を確実なものにしているのです。フランスは、食の安全に関して、世界でも最も厳しい管理体制を整えています。

長年に渡って、フランスは、環境に配慮しながら、優れた農業及び食材生産技術によって高品質の食材を作り出す体制を構築してきました。環境に優しい農業は、最新の管理方法や技術を取り入れ、環境面でも経済面でも好循環を生み出し、この農法による生産物は飛躍的に発展しました。作付面積も労働者の数も大幅に増加しました。

このような産業技術の革新によって、農業食品部門は、フランスの産業部門のトップに位置しています。18,000社もの農業食品企業があり、その中には、多数の中小企業に加えて国際的な巨大企業グループもあります。

たゆまぬ技術革新は、フランス農業発展の活力の源です。フランス国内に800ヶ所ある職業訓練センターでは、毎年400,000人以上の研修生が研修を受けています。

このたび、フランスの農業や農業食品の特質を多くの料理人や飲食業界関係者に知ってもらうことを目的として、フランス農業食料省は、農業団体と共同で動画を制作しました。詳しくは、下記の動画をクリックしてください。

あらゆる優れた農産物がフランス産です。「フランス産、それは信頼の証」です。

※写真と文章は、海外における情報提供と普及を目的とし、商業目的ではありません。

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